金曜日、強めの雨が降りはじめた。
夜になると更に強くなり、外では風がうなりを上げている。
風は止むか?増水は?濁りは?釣りになるのか?
様々な思いを巡らしながら、眠りに付く。
3時前に目が覚める。風はまだ残っているが、雨はかなり弱め。
行くだけ行ってみよう!
5時前に現地到着。
弱い雨が降っているが、風はない。
しかし、川へ降りると、先週と同じ川だとは思えない流れがそこにはあった。
先週が超渇水だったということもあるが、1m近く増水している感じ。濁りもかなりきつい。
入ろうと思っていたポイントは、この増水では遡行できず到達不可能。
先週、泣尺を釣ったポイントへとりあえず入ってみるが、狙うべき瀬と淵が、増水により1本の大きな流れになっており、とても釣りが出来る状況でない。
30分程で本流の釣りを諦め、上流の区間へ入る。濁りは本流より少なく雰囲気は良いが、反応がない。
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こうなったら、玉砕覚悟で本流勝負!ということで本流へ戻る。
最初の入ったポイントでは、普段狙わないような流れの弱い部分を通すとチェイスがあったが、狙っているサイズでない。
やはり大物は、それなりの大場所に付いていると判断し、次のポイントへ。
強い流れの瀬が続き、その流れが入り込む深めの淵。
立ち位置の関係から、ダウンクロスでの釣り。
ダウンでも泳ぎの安定しているパニッシュ70Fを結び、強い流れを打っていく。
少しづつ打つポイントを変えながら20投以上するが、全くが反応がない。
しかし、どう見てもこの場所には魚が付いていそうに思える。少なくとも1匹は居る。
そこで、シンキングの山夷68Sを選択。
このミノー、流れの中でも引き抵抗が弱く、アクションさせやすい。
更に、強めトゥィッチすると、腹部が上を向くほどのかなり強烈なヒラ打ちをする。
今日の濁りの中では、このアピール力が効果的と判断。
表層部は、先程一通り攻めたので、今度は、ナチュラルドリフトで流れに中へ入れ、巻き始めのタイミングを変えながらレンジとターンの場所を変えていく。
10投程しただろうか。
逆引きのミノーが反転流に入り、トゥィッチを入れたところで、濁った水の中でギラリとした何かが揺れる。
同時にゴツンと衝撃が走る。反射的に合わせを入れる。
ドラグはガチガチに設定しているのでロッドで全ての重みを受け止めながら、耐える。
サーフェイストゥイッチャーならでは、トルクフルなバッドで、徐々に魚が浮いてくる。
最後は、ネットですくってランディング成功。
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デカイ。アマゴと分かる朱点を残しながら、銀色の鎧を纏った素晴らしい体。
そして、厳しい顔付き。やや鼻の突き出た魚体は、雄であろう。
フック外し、メジャーを当ててみると、34cm。自己新記録の魚。
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写真を何枚か撮り、そっと流れに返してやると悠々と深く強い流れの中へ消えていった。
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